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yuni

提携

宮城県栗原市と東北地方初となる『寝具の回収と再生素材化』の実証実験を実施し、再生率100%を達成しました。

株式会社yuniは、宮城県栗原市と連携し、寝具等の廃棄物を再生素材化する実証実験を実施しました。yuniにとって東北地方初の自治体連携となり、全国に展開する再生工場ネットワークを活用した資源循環モデルの構築を推進していきます。

実証実験の背景と意義

日本では寝具の約98%が焼却処分されており、羽毛など一部を除く大部分の寝具は再生素材化が行われてきませんでした。この状況を変えるべく、yuniでは「日本を廃棄大国から資源大国へ変える」をビジョンに掲げ、焼却予定の廃棄物の回収と再生素材化を行うサービス「susteb(サステブ)」を運営しています。

特に寝具由来の綿やポリエステル、ウレタン等の再生技術に強みを持ち、寝具全般の再生素材化を可能とするコア技術によるアップサイクルを実現してきました。さらに「廃棄物から必要な素材を作る」という理念のもと、複数の廃棄物を組み合わせた再生素材の研究開発を進め、アパレルや自動車、建築、生活資材など様々な産業分野での活用を実現しています。

東北地方への取り組み拡大

これまで東京都葛飾区との「寝具等資源化業務委託」と「連携及び協力に関する協定」締結をはじめ、関東圏・関西圏での事業展開を進めてきました。今回の栗原市との連携は、yuniにとって東北地方における初の自治体連携となり、全国の自治体・企業との資源循環の取り組みを大きく前進させるものとなります。

実証実験の成果

栗原市内で事前に集約された羽毛布団等の寝具を回収し、兵庫県西脇市の再生工場で素材化しました。本実証実験では、以下の成果を確認することができました。

  • きわめて高い再生率の達成: 約650枚の寝具を回収し、そのほぼ100%を再生素材化することができました。すべての寝具を焼却処分から再生資源へと転換することができました。

  • 羽毛素材を中心とした高品質素材の確保: 羽毛布団を中心とする回収となり、再生羽毛・再生綿わた・再生ポリエステルわた等を確保しました。一般消費者向け製品にも利用可能なグレードの素材を多く確保し、価値の高い素材化を実現しました。

  • 再生素材の国内製品への活用: 再生された素材は、寝具・羽毛布団・ホームセンター向け生活用品など、複数の国内製品の原料として実際に活用されています。

実証実験で実現される効果

今回の実証実験では、以下の効果が期待されています:

  1. 寝具ごみの焼却削減: 栗原市で発生する寝具ごみの焼却を削減し、貴重な資源として有効活用します。

  2. 再生素材提供による輸入削減: 寝具由来の再生素材を国内サプライチェーンに供給することで、新規素材の輸入を削減し、資源の自給率向上に貢献します。

  3. CO2排出量の削減: 焼却処分と比較して、再生素材化によりライフサイクル全体でのCO2排出量を削減します。

  4. 東北地方における資源循環の拠点形成: 東北地方初の自治体連携を起点に、東北地域における資源循環ネットワークの形成を進めていきます。

今後の展望

栗原市との取り組みを通じて得られた知見を活かし、東北地方の自治体・企業との連携を拡大していく予定です。全国に展開する再生工場ネットワークを活用しながら、各地域の特性に応じた効率的な資源循環システムの構築を進めていきます。

yuniは現在、兵庫県西脇市、山梨県都留市、大阪府泉佐野市に再生工場を展開しており、今後も全国に再生工場ネットワークを拡大していく予定です。また同時に、寝具以外の資源の再生素材化にも着手し、多様な廃棄物の資源化に取り組んでいます。

栗原市での実証実験を通じて得られた知見を活用し、「寝具等の資源化」モデルの普及と、より多くの資源の再生素材化に努めてまいります。

地域連携による資源循環の意義

この度の栗原市との連携は、単なる廃棄物処理の効率化にとどまらず、地域資源の有効活用、地域経済の活性化、環境負荷の低減という多面的な価値を創出します。自治体と民間企業が協働することで、持続可能な地域循環共生圏の構築に貢献するモデルケースとなることを目指しています。